2022年
8月
3日
|
15:05
Europe/Amsterdam

生涯健康な骨を維持するための基礎を子どもにしっかりと身に付けさせる3つの方法

読書時間: 3 分

子どもの体は小さくても200本以上の骨で支えられています。骨があるから、体を動かし、臓器を保護し、血液細胞を作り、重要な栄養素を蓄えることができるのです。

骨は30才頃まで密度を増し続けます。その先、年をとって壊れやすくなるのを防ぐには、成長期から骨を丈夫に保つことが重要です。

子どものうちから骨に気を配り、形成できる間にケアしておきましょう。それは今の健康にとっても、これから大人になった時にも、とても大切なことなのです。

待っている必要はありません。

子どもの骨を健康にするための3つの方法をご紹介しますので、今すぐ始めましょう。

1.体を動かす – 特に屋外で

子どもは体を動かし、探検するのが大好きです。屋外ほど楽しくて有益な場所はありません。

太陽の光を浴びると体内でビタミンDが産生されますし、新鮮な空気がいっぱいで、体を動かすスペースがある屋外で遊ぶと、子どもの気持ちが満たされるだけでなく骨にも良い影響があります。

ハイキング、ガーデニング、ジャンプ、サイクリング、水泳など、アクティブなライフスタイルにつながるようなアウトドア活動を促しましょう。

2.健康的な食事をする – バラエティーが大切

子どもについつい同じものばかり繰り返し与えてしまうのはよくあることです。しかしながら、骨の発育に最も効果的なのは、子どもの食事をバラエティに富んだものにすることです。

その理由をご存知ですか。

子どもが好む食べ物の中には、揚げ物や脂っこいもの、甘いものなど、骨が必要とするビタミンやミネラルといった栄養が不足しているものがあるからです。

さらに、子どもの骨の健康を考えるなら、コップ1杯の牛乳に頼る必要はありません(牛乳嫌いや乳糖不耐症の人には朗報です)。

骨をサポートする以下のような食品をいつものメニューに加えてみて下さい。

          – 濃い緑の葉野菜(ケールのチップス、グリーンスムージー、コラードのラップなど)

          – 骨を煮込んだ出汁(スープやシチューなど)

          – ナッツ、シード(自家製グラノーラやミックスナッツに追加)

          – 発酵大豆(味噌汁やテンペなど)

          – 栄養強化タイプのジュースやシリアル

3.食品過敏に注意 – 原因を特定して対策を

子どもが摂取するものは体に何らかの影響を及ぼします。場合によっては、骨の成長に支障が出ることがあります。

不健康な食事はもちろんですが、食品過敏があると骨格系にとって悪影響となります。

ソーダ類、糖分過多、高カロリー・低栄養価の食品を制限し、できる限り低脂肪のタンパク質、ヘルシーな脂肪、新鮮な野菜と果物、全粒粉に置き換えていきましょう。それが骨に栄養を与えるスタートとなります。

また、グルテン、乳製品、卵、大豆など特定の食品に対して過敏症があると、骨を丈夫にするために必要な栄養素の消化吸収が適切に行えない要因になります。このような問題が懸念される場合は、食物過敏症の検査を検討する価値があります。

子どもたちがアクティブなライフスタイルを身につけ、多様な食事(過敏症のもとになるものは除く)をすることで、丈夫で健康な骨を作るための基礎を築きましょう。子ども時代を存分に楽しめるだけでなく、大人になってからもその恩恵を受けることができるはずです。