2023年
12月
19日
|
18:29
Europe/Amsterdam

いつまでもアクティブに:オリンピック選手のジェームズ・エリントンが語る、アクティブでいるということ

読書時間: 4 分

定期的な運動は、健康上特に重要な課題のひとつです。体重管理から、メンタルの改善、総合的な体力に至るまで、アクティブに過ごすことのメリットはよく知られています。

そして、これは年齢に関係ありません。最初の一歩を踏み出したあと、10代、20代、30代、40代と、年代によって動機も具体的な活動も変わっていく可能性はありますが、アクティブでいることの必要性はすべての人に関わっています。

アクティブなライフスタイルを送る経験や考え方が、年月を経てどのように変化したのか、オリンピック選手のジェームズ・エリントンに聞いてみました。栄養、身体と回復、モチベーション、挑戦、精神的なメリット、アクティブなライフスタイル全般について思うことなど、一緒に考えましょう。

栄養について

栄養に対する考え方は、これまでどのように変化してきましたか。

多くの子どもたちがそうであるように、私も小さい頃は栄養に関心がなく、ただ与えられたものを食べていました。自分の体の中に入れるものが、自分の健康や成長にどれだけ大切なものであるかということは、全く意識していませんでした。年を重ねるにつれて理解できるようになるものですが、小さい頃から栄養に関する教育が行われるのは素晴らしいことだと思います。

アクティブな生活を送っていたので、成長期もバランスの良い食事を心がけていましたが、今よりご馳走や甘いものを食べることが多かったですね。

大人になった今は、健康的な生活を送るためにも、陸上競技のキャリアを支えるためにも、栄養の重要性をよく理解しています。大切なのはバラエティの豊かさです。1週間のうち1~2日は好きなものを食べますが、その場合でも、食べ物や飲み物、そしてライフプラス製品の力を借りて、体に必要なビタミンやミネラルをしっかり摂るように意識しています。

身体と回復

この数年で身体や回復力に何か変化を感じたことはありますか。

多くの人がそうであるように、子どもの頃、回復なんて気に留めることはありませんでした。転んで傷を負っても、うまくいかないことがあってもへっちゃらで、無敵でした。

10代、20代と長じるにつれて陸上競技への情熱が高まって、柔軟性を特に意識するようになりました。ストレッチは軽視されがちですが、柔軟性を向上させ、競技後の回復に大きな役割を果たします。さらに年齢を重ねるにつれて、体力的にも、リカバリーをより入念にする必要が出てきました。以前は考えられなかったことですが、たとえばトレーニングや生活全般の合間にスポーツマッサージを受けるなど、回復のための時間を優先的に確保するようにしています。

アクティブでいるための動機づけ

この数年でモチベーションはどのように変化しましたか。

健康は私にとってすべてです。10代の頃からずっと、健康ありき、でした。子どもの頃から夢として追い続けた陸上競技に対する情熱と、アスリートとしての自分の可能性が、アクティブなライフスタイルの原動力となっています。

チャレンジ

これまでどのような困難に直面してきましたか。

これまでを振り返ると、厳しい道やハードルが多かったと思います。それでも年齢に関係なく、強く前向きな心でそれを乗り越え、挫折を経験することで成長し、進化してきました。最も大きな課題は、2017年の交通事故で大けがをしたことでした。まるで子どもに戻ったように、歩き方から学び直さなければなりませんでした。動けない生活が続いた間も、また活発に動きたいという思いは人一倍強かったのです。

年を重ねて、こうした経験や挫折が自分を形成してきたことが分かります。当時、辛いこともあったでしょうが、今は良い勉強になったと思っています。

アクティブなライフスタイルへの想い

アクティブなライフスタイルに対する思いに変化はありましたか。

個人的には、常にトレーニングを行い、アクティブでありたいという気持ちを持ち続けています。結果だけが全てだとは思っていません。パフォーマンスよりも、健康全般と体力を重視しています。年齢に関係なく、アクティブなライフスタイルを送ることにより、誰もが充実感を得て、メンタルヘルスをサポートできます。特に、年を重ねてメンタルヘルスが話題になってきてからは、このことをより強く認識するようになりました。

スポーツマンなら誰でも、勝ち進むほどプレッシャーや期待が膨らんでいくのを経験します。特に重要な大会の直前などはメンタル面で大きな課題に直面します。そんな時、鍵となるのは自信です。特に事故の後は、目標を細分化することで、重荷に感じないようにして、うまくいきました。また、心身の健康と密接に関係しているのに見落とされがちなのは、睡眠の重要性です。

私は子どもの頃からずっと、睡眠を大切にしています。

全体的にアクティブなライフスタイルを志向する気持ちに変わりはありません。ただ、アクティブなライフスタイルを支える様々な要因が、年齢を重ねるにつれて、より明らかになってきたと言えるでしょう。

考え方やモチベーション、そして頻度は年々変化するものの、どの年代であっても、アクティブでいることは重要です。ライフプラスの ウェルネスセンター で「ライフステージ」のタグで検索してみて下さい。アクティブなライフスタイルがあらゆる年齢層にもたらすメリットをご覧いただけます。

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