2023年
12月
29日
|
20:17
Europe/Amsterdam

更年期の変化をヘルシーなものにするために

読書時間: 3 分

それ以前の期間は「周閉経期」と呼び、以後を「閉経後」と呼びます。周閉経期に入ると、女性ホルモンの変動が始まります。これは、体が人生の次の段階に入り、生殖能力が終了することを告げるシグナルです。

多くの場合(常にではありませんが)この時期のホルモンの変動は、次のような症状を伴います。

  • 月経量の変化(量、頻度)
  • 気分の揺らぎ
  • ほてり
  • 寝汗
  • 疲労感
  • 睡眠障害
  • 性機能の変動
  • 膣の乾燥
  • 体重増加(特にお腹周り)
  • コレステロール値の変化
  • 消化器系の変化

更年期障害は閉経の何年も前から現れます。周閉経期と言われる時期は一般的に40代で始まりますが、人によってはそれより早い場合も遅い場合もあります。

また、更年期障害の影響がほとんどない女性もいれば、中程度から重度の症状で数年にわたり日常生活に支障をきたす女性もいます。

幸いなことに、この時期の困難を和らげ、健康を増進するナチュラルな方法はたくさんあります。

セルフケア

多くの女性にとって、更年期に至るまでの人生は多忙なものです。女性のスケジュールは子育てや仕事、介護、地域社会への参加、日々の責務などですべて埋まってしまうため、自分のための時間はほとんど残りません。

しかし、性ホルモンが減少してくると、多くの女性が自分の人生を見つめ直すようになります。時間の過ごし方、喜びや充足感をもたらすもの、これまで奔走してきた活動など、ふと見渡すと、新しい段階に入ろうとしている自分にとって、もう合わなくなっていることに気づくというのは珍しくありません。以前はせっせと勤しんでいた何かに、今では不都合や単調さを感じ、興味を持てなくなっている、そんなこともあるでしょう。このように自分を振り返る日が来ること自体、思いがけないことかも知れませんが、ちょっとペースを落として、今の暮らしに充実感をもたらすものを見極める良い機会になるはずです。多くの女性にとって、この時期にセルフケアに取り組むことは非常に有益です。

セルフケアの方法は人それぞれですが、ストレスに対処し、心身を落ち着かせ、人生の過渡期の困難な症状を緩和するには、セルフケアが重要なツールとなります。

セルフケアの方法には、以下のようなものがあります。

  • ペースを落とし、余分な義務を減らす
  • 更年期に必要な栄養素を摂れる、健康的な食事をする
  • 毎日の運動、特にウォーキング
  • 落ち着いて入眠するための習慣を身につける
  • 自然の中で過ごす
  • 瞑想
  • 呼吸法
  • ヨガ
  • 入浴剤を入れてお風呂に浸かる
  • マッサージ
  • 毎日お茶を飲む

サプリメントを活用する

必須ビタミンやミネラルもまた、ホルモンや全身の健康をサポートします。

  • ビタミンE
  • ビタミンD
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ビタミンB群

喜びを見出す

嬉しいことや楽しいことのある暮らしをするというと、そんな軽々しくわがままをしていいのか、と思われるかも知れません。ですが、不安から不眠症に至るまで、更年期のあらゆる症状を軽くするには、それが役に立つ可能性があります。

更年期は自己再発見の時期でもあるのです。これを機に、より喜びに満ちた生活をしてはいかがでしょうか。喜びをもたらすものは人それぞれです。

自分の幸福感の源を探るために、以下のいくつかを試してみて下さい。

  • 日記を書く、執筆する
  • 新しい趣味やスポーツに挑戦する
  • 楽器や語学、料理などを習う
  • 絵画、ダンス、詩などの表現芸術をやってみる
  • ガーデニングをする
  • 自然の中でハイキング
  • 旅行する
  • 読書
  • 朝日や夕日を見る
  • 地域社会とつながる
  • 家族と一緒に過ごす
  • ボランティア活動に参加する

何に喜びを見出すか、だけでなく、そのために費やす時間とエネルギーもまた人それぞれに違うということは心に留めておきましょう。5分を自分のために費やせるなら、それはすばらしいことです。その5分間を1秒たりとも無駄にしないようにしましょう。3時間もの時間が見つけられたら、それもまたすばらしいことです。自分のための時間を存分に楽しんで下さい。そして、自分が得た喜びが周囲に伝わって、身近な人たちの暮らしにも貢献していく様子を見て下さい。喜びは伝播するものです。その始まりがあなた自身であってもよいと思いませんか。

更年期にありとあらゆる不快な症状があることはよく知られている通りですが、当の女性にとってはある意味チャンスです。一度、あるいは何度でも、自分のために時間をとって自分と向き合って必要なものを見極め、セルフケアや栄養素、ハーブのサポートを活用して、喜びを見出し、前へと進んでいきましょう。e, nutritional/herbal support, and joy.

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