喜びを見出すためのの5つの方法(年齢不問)
喜びを経験することでストレスが軽減され、メンタルヘルスが向上することは研究で明らかになっています。
喜びというと、世界を探検し、新しいことに挑戦し、達成できたことを次々と祝ってゆく若い世代との関連で語られることが多いようです。しかしながら、年齢は関係ありません。幸福感の重要性を過小評価していませんか。
喜びや幸せが感じられるかどうかは本人次第です。自分と向き合って、自分の心を満たしてくれる(自分を笑顔にしてくれる)ものを見直してみましょう。
喜びを見出す方法は人それぞれです。自分にとっての喜びを見出す方法として、以下に5つ提案します。
1.自己表現をする
芸術的な表現を通して内面に目を向け、真の自分を明らかにすることは、内にも外にも美をもたらします。
自分自身や他者とのつながりを楽しんでいるうちに、ストレスや不安、抑うつ対処し、記憶をサポートすることができます。
芸術的表現を探求するには、以下のようなことを試してみて下さい。
- 楽器の演奏
- 絵画
- 執筆
- 詩作
- スケッチ
- 陶芸
- 歌
- 縫い物
- ダンス
2.探検する、旅に出る
世界を自分の目で見に出かけましょう。その経験が視点に変化をもたらし、成長していけるというのはとても有意義です。歴史に触れ、新しい文化や食を体験し、大自然を巡ることで、喜びを見出すことができます。
1ヶ月の海外旅行、日帰りの名所巡り、テレビ番組で紹介された街歩きなど、自分自身や周りの世界に対する視野を広げるために、旅を楽しんで下さい。
3.誰かのために行動する
困っている人に手を差し伸べることや、誰かを笑顔にすることをやってみましょう。思いやりを行動にすると相手のためになるだけでなく、充実感という報酬が得られます。それがストレスを軽減し、うつ病の症状を軽減することもあるのです。
差し出せる時間やエネルギー、資源は人によって異なりますが、以下のような方法が考えられます。
- ボランティア活動に参加する
- 保護された動物をペットに迎える
- 近所の人をお茶に誘う
- ストレスを感じている友人に、手作りのスープをお裾分けする
- 慈善活動・団体に寄付をする
- 遠くの親戚に電話したり手紙を出したりする
誰かの力になりたい、と心から願い、できることなら何でも構いません。ぜひやってみて下さい。
4.新たな学びを
新しいスポーツに挑戦したり、楽器を習ったりするのは勇気が要るかも知れませんが、慣れない習い事に対する不安を大きく上回る健康面のメリットが得られるでしょう。
新しい何かに挑戦することは、よりクリアな思考と記憶力の向上にもつながります。
- 新たに何かを学ぶ:
- 言語
- スポーツ
- 料理
- 楽器
- 勉学に励む:
- 歴史
- 科学
- 地理
- 宗教
その他:
- 模型やパズルを組み立てる
- 読書クラブに参加する
- ガーデニング
- キャンプ
- バードウォッチング
5.育つものを見守る
幼い子どもでも裏庭の草木でも、何かの成長や変化を目の当たりにすると畏敬の念が生まれ、そこから喜びが生まれます。
成長ぶりや自然の有り様を観察するのは楽しいものです。
- 朝日や夕日を見る
- 庭に何か植える
- 旬のものを食べる
- 子供と過ごす
- 滝を見る
- 星を眺める
どんな体験が喜びにつながるかは人によって異なりますので、楽しいと思った瞬間に、心の中でスナップを撮っておくとよいでしょう。後で思い返すと、その瞬間の喜びを再び味わうことができます。
喜びを感じることに後ろめたさを感じているなら、自分に許可を出しましょう。それはあなたの健康にとって、より重要性の高いことかもしれません。自分に幸せをもたらすものを見極めて、日々の暮らしの中で実際に幸せを感じられるように、生活を工夫して下さい。完璧である必要はありません。楽しめればそれでいいのです。